コラムColumn

リメイク品ができるまで

当サイトを運営しているグッチと申します。
故あって、コラムコーナーを担当することとなりました。どうぞよろしくお願いします。
さて、今日はリメイク品ができるまでの工程をご紹介したいと思います。
というのも、自分の友人のお子さんのランドセルのリメイクを手がけたことがあるのですが、友人から「グッチさ、ぶっちゃけベトナムでランドセルのリメイクとかって大丈夫なの?」と聞かれたことがあって、「あぁ、自分のダチからも不安視されるようじゃいかんな。。。これはちょっと実情をサイト上で紹介したほうが良かろう。。。」と思ってのことです。
それでは、下記をご覧ください。m(_ _)m
1

お客様のランドセルをベトナムへ発送


ランドセルをベトナムへ発送

お客様の大切な思い出の詰まったランドセルを、海を越えベトナムにあるリメイク工房まで責任を持ってお届けいたします。


Remakesのパートナーであるベトナムのリメイク工房は、フランス領時代の古き良き街並みが現在でも残る大都市「Ho Chi Minh(ホーチミン)」にあります。


特にこのリメイク工房が位置するエリアには数多くの町工場や、ベトナムの伝統工芸品の工房が軒を連ねているエリアで、ホーチミンの中心部からはちょっと離れた場所にありベトナムの古き町並みを感じさせます。


2

プロの職人によるデザイン設計

デザインや、皮に線を引いている様子

(写真:リメイク品を作っている様子)


リメイク品を作ってくれている工房はとてもレトロな雰囲気で、皮を加工する大きな機材や数多くの工具が沢山あります。


革職人のグエンさんは、他にもワニや、ヘビ、マンタの皮などが置いてあり普段はこれらを加工して、ベルトや財布などの革製品を作っているそうです。


これまで数多くの革製品やリメイク品を作ってきた職人技で、リメイク品を作るために製図を書きます。


その製図をランドセルの皮に置き、必要な部分をカットする為の線や印をランドセルの皮に書いていきます。


3

ランドセルをリメイク用にカット

カットしている様子

お客様のランドセルは世界に一つしかないものなので、リメイク品を作る際は一度の失敗も許されない慎重な作業が必要になります。


特にランドセルの皮を必要な大きさに切る際には失敗は許されません。


長年に渡る経験を活かし、少しのミスもなく慎重にカットします。


ベトナム人職人は仕事熱心でプライド意識が高い人が多く、実際に現場を覗いてみると、リメイク品を作っている際には張りつめた空気感で作業を行なっています。


4

プロの職人が一縫い一縫い丁寧にリメイクします

ランドセルの皮を縫い付けている様子

お選び頂いたステッチカラーの糸を使用し、手先の定評が高いベトナムの職人が一針一針丁寧にランドセルの皮を縫い付け、リメイク品をお作りします。


長年に渡ってリメイク品をご愛用して頂けるように、縫い付けには「こだわり」を持っています。


ベトナムの雑貨の多くはハンドメイドで作られており、花や動物の刺繍は全て手作業で作られています。その技術を活かし長年使えるように細かな縫い付けを行なっております。


→ベトナムの物作りについてはこちら
5

完成したリメイク品に名前を印字

リメイク品に印字している様子

お名前のイニシャルの印字を希望されたお客様向けには、完成したリメイク品の指定の印字場所に大文字のローマ字を印字をします。


どのようにして皮に印字をするかというと、画像にある、アルファベットの形をしたハンコ型の金属を使用し、皮に押し付けることで皮にイニシャルを入れることができます。


イニシャルを印字し終えたら、世界に一つだけのリメイク品が完成です!


6

ベトナムから発送 & 受け取り

完成商品

(実際の完成品の写真 : 左から2つ折り財布、パスケース、コインケース、ペンケース)


ランドセルは主にクラリーノもしくは牛革から作られているので、表面にツヤがあり皮自体がしっかりしている為、製作時のランドセルの革のコンディションにもよりますが、リメイク品になっても新品のような美しさがあります。


最後に、完成したリメイク品に傷が付かないように最後まで丁寧に梱包致します。


海を越え国境を越え、お客様の若き頃の思い出が詰まったランドセルが生まれ変わりお手元までお届け致します。


リメイク職人のグエンさんから一言

職人の写真

元々が代々革職人の家系で育った私は、子供の時から革製品作りを勉強し、現在は主にハンドメイドの革製品を作っています。

便利な技術が普及し、工場での大量生産品が安く出回る中、なぜこのような事を続けているかと言うと、ベトナムの古き良き伝統をいつまでも残し続けたい、心のこもった商品をお客様に届けたいという気持ちからです。

Remakesさんから初めてランドセルのリメイクの相談を持ちかけられた時、とても驚きましたが、モノを大事にして再利用するというアイデアに共感し、この仕事を引き受けることを決めました。

近代化が進むベトナムの現代では、私たちの仕事は減少傾向にありますが、このランドセルリメイクを通して少しでも私達の技術、文化を日本の皆様に届けられるように心を込めてお作りいたします。

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印字位置

二つ折り財布

ペンケース

名刺入れ

パスケース

コインケース

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